2006年07月30日 |
▼温もりのある木造の事務所 |
▼事務所で上野ご夫妻 |
国道27号線山家の交差点を左に入り、2Km程進むと左側に木造の事務所が目に入ります。 昭和21年創業で当時の姿を残す共栄木材工業にお邪魔してきました。上野武夫さんによって創業されたこのお店は、叔父さんが 一時継がれその後昭和52年に息子さんの上野秀巳さんに引き継がれモラロジーの経営理念のもと、地域の商業活性化にも力を 注がれて、ご夫妻で頑張っておられます。 訪問した時、素人の私は木材を見ても何の木か判別も付かず戸惑っていましたが親切に説明して頂きました。 近年見直されている木材の特徴として 目に与える刺激が小さい、断熱性が高く調湿作用がある等、日本の風土に適した木材は人に優しいだけでなく繰り返し生産する 事で、地球に優しい資源であり地球温暖化の原因である二酸化炭素を吸収してくれるなど環境に優しい木材であるようです。 上野さんは、昭和40年頃の高度経済成長時は景気も良かったが、50年のオイルショックで業界も下火になり、更に近年の高齢化等により木材は 衰退の一途であったが、現在国産材の取組には国を挙げてされているそうで最近では、木の良さをハウスメーカーや地場の大工さ んに見直され序々に復活してきたと話されました。 |
▼丸太から板にする製材機 |
▼整然と積まれた杭 |
先代さんの頃は製材が中心だったそうですが、現在は仕入れが中心の商売になっている
ようで、主な種類としては、北洋材、米材、集成材等があり地元の工務店や近隣では舞鶴、福知山、大江町、兵庫の一部等と
取引されているそうです。 最近のブームとして、ケヤキ,イチヨウ、サクラ等の自然の形を残した板が常時在庫されていて通りすがりの人や、地元の 馴染み客などが手作りの椅子やテーブルを作る為買っていかれるそうですし、木材の切れ端で作る杭などは、建設関係や田舎 ならではの利用として、畑の野菜作り用などに重宝されているそうです。 ご夫妻は地域の役もいろいろされて毎日元気いっぱいで〜す (^_^) |