平成6年綾部市の農業集落活性化事業に合わせて、下替地町では荒廃地を
整備してさんしょの木を植樹し村の活性化を図る取組がスタートしました。
当初200本植えた苗木も日照りや除草作業中に草刈り機で刈ってしまう等幾多の困難に直面しながら、
その間に先進地視察や、普及所からさんしょの加工品の指導を受ける等をして検討を重ね、さんしょみそや
山菜加工の商品化も出来る様になり、今では綾部市の産業まつりや、文化祭等各地のイベントにも参加出来る
までになりました。
さんしょは植樹から10年以上経過し自然災害や人的被害などで30本程度にまで減り続けましたが昨年補植も済み、残った木も
今では随分大きく成長し、毎年35Kg程度収穫出来るようになりました。
村興し部会(あすなろ会)で取り組んだ事業でしたが、高齢化に伴い21戸の集落では出役するメンバーもおのずと限られる為、
組織の母体を自治会に戻し村用として管理を行う事になりました。3年前からは収穫だけに終わらず全員参加のさんしょまつりと
して収穫後みんなで会食を行い親睦を図る取組に変わってきました。
午前中総出で実の収穫を行い選別後出荷、昼食はちょっぴり若い女性軍達が準備した焼きソバ、おにぎり、飲み物等を振る舞い
普段顔を合わすことが少ないメンバーも和気あいあいでこの日を楽しく過ごします。
当日の会食ではさんしょの加工品の中でメインであり、山家の皆さんにご好評を頂いているさんしょみそも彩を添えます。
ピリリッ!と辛いさんしょみそを口にして、先人達の努力に感謝したいと思います。
このさんしょまつりは5月28日に予定されています。
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